知っておきたい「指」のこと
テューバ奏者は指で悩んだりすることはあまりないかもしれません。
譜面に書かれる音符の数自体が少ないのでそれほどシビアな運指は求められませんし、オーケストラの楽曲ともなれば、休みの小節を数える方がテューバ奏者の指は忙しいこともあるくらい(^o^;
けれど、悩んだことがない部分ほど、少し意識を向けると身体全体に繋がるヒントになるかもしれません。それにいつかテューバ協奏曲を演奏する時に、ハイノートに加えて運指でも苦労することになったら大変です(^^;)
指に限らず、身体のいろいろな部分について役に立つのが「構造」を正しく理解すること。
私達は普段当たり前に指や腕といった身体のパーツに言及していますが、こういったパーツの「大きさ」やパーツ同士の「繋がり方」について、現実の構造と違ったイメージを頭の中に持ってしまうことがあります。
身体のすごいところは、そうした現実とずれた地図に沿って使ってもとりあえず機能してくれることですが、そういう使い方は非効率だったり、ひどい場合は身体を痛める有害な使い方であったりします。構造を見直してより効率的で健全な身体の使い方を自分に再教育することができます(^_^)
さて、指の話を進めましょう。まず見直してみたいのは、「手のひら」と「指」の関係です。
手のひらと指を繋ぐ関節はどこにあるでしょうか?
騙されやすいのは「指のしわ」。手のひらと指の「繋ぎ目」のようなしわが皮膚に見えますが、ここは関節の場所ではありません。実際に手のひらと指の骨が出会う関節は指の「しわ」よりずっと手首に近いところにあります。
写真を参考にご自分の手を見ながらちょっと探してみてください。。
黒丸で囲んだしわは関節の場所じゃありません!
赤丸で囲んだ、ちょっと盛り上がっているところに関節があります!この位置から指は動けますよー^ ^
正しい関節から指を動かしてみると、普段思っている場所から動かすよりとっても楽にスムーズに動かせることがあります。
お試しください(^0^)!
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