緊張させないチューニングのすすめ!
吹奏楽部を指導されている方に少し探求してみてもらいたいことがあります。
考えるとちょっとおかしな話ですが、音楽の指導で用いられる言葉はその殆どが実は「緊張を命じる言葉」になってしまっています。
特にチューニングの場面でよく見られるのが
「もっと音程に注意して!」
「音の始まりと終わりをもっとそろえて!」
といったもの。どちらも音程を安定させたり、ザッツを揃えたり、音楽的な目的がちゃんとあっての言葉なのですが、残念なことに、実際には音程やザッツに作用するより、結局はプレイヤーを緊張させる効果の方が大きかったりします。。
「もっとピアノで!!」
なんて言われるとみーんな途端にガチガチになりますよね(^o^;
これってちょっと勿体ない言葉ではないでしょうか?
試してみて頂きたいのですが、もし「音程」が気になったら、
「頭が繊細に動いて、周りの音を聴きながら音を伸ばしてみたらどうなるだろう?」
と問いかけてみて下さい(^_^)
「音の入り」が気になったら
「頭が繊細に動いて、隣の人がいることを感じながら音を出してみたらどうなるだろう?」
と問いかけてみて下さい(^_^)
「音程」という言葉、「ザッツ」という言葉は敢えて使わないで欲しいのです。
もしかしたら音程はやっぱり気になるかもしれませんしザッツもまだ不揃いかもしれません。
けれどアレクサンダーのレッスンを見て学んだ経験から言えるのは、仮に音程やザッツにはまだ改善の余地はあっても、これだけでも楽器全体の響きはかなり心地よいものに変わるはずです。
「緊張する言葉」を回避する指導をぜひ試してみてください(^_^)!!
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