ラクに立つ!ラクに歩く!

座って楽器を演奏する時に、椅子から地面の間にある両足に不必要な緊張があったり、動けるはずの動きを止めていたり、「足を忘れて」楽器を演奏している人はたくさんいます。私自身もその一人で、自然に椅子に座っているつもりで、演奏する時いつも両方の膝をガチガチに固めて座っていることに、レッスンで繰り返し気づかされました。

こういう無意識の習慣は楽器の演奏のような限定された場面に限らず、日常の色々な場所や時間の中で、その人の「自分の使い方」を通じて長年のうちに身についてきたものです。

満員電車の中で立ちっぱなしだったり、本屋さんで立ち読みしたり、何気なく、けれどかなりの長時間、私達は立って歩いて過ごしています。こんな風に足が積極的に仕事をしてくれている場面で、少しだけ自分の足の動きに気づきのレンズを向けてみましょう。

「真っ直ぐに立つ」時、不必要に膝を固めていないでしょうか。両足の「内くるぶし」に体重を預けてみましょう。足首で身体のバランスを取れていれば膝をロックして固める必要はありません。「膝を固めずに立つ」ところから歩いてみると股関節がずっと楽に自由に動けることに気がつくはず。

通勤電車や通学路でも、自分が立って歩く時にどんな風に足を使っているか、気づく場面が増えることで演奏をする時にも自分の下半身が気づきのフィールドに入ってくれるようになります(^_^)

アレクサンダーの使い方はいつもと変わらず頭を動けるようにしてあげること♪
「頭が動いて、身体全部がその動きについて来て、足首でバランスを取って立つ!」
「頭が動いて、身体全部がその動きについて来て、歩く!」

「自分の頭が動ける」ことを思いながら色々な場面で実験してみてください。

私たちの身体はいつも私たちと一緒に居ます。毎日毎日、自分の身体の使い方を考えて選ぶことの積み重ねが、楽器の演奏やスポーツの動きにも大きく影響します(^_^)

ぜひお試し下さいね!

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