チューニング・メーターを使う時に
こんにちは。
外池康剛です!
テューバに限らず管楽器を演奏する方に考えて頂きたいのは、音程の精度の問題以上に自分の音程に対する自分の心身の反応です。
音程が高い!音程が低い!等、訓練された音楽家ほど自分の音色を即座にジャッジしてしまいがちですが、そのような自分の音色に対する反応それ自体が、プレイヤーの音程を上擦らせていたり、暗くしてしまっていることがあります。
管楽器はプレイヤーの心身のコンディションを反映する楽器です。
自分の音の質以前に、その音にアプローチする時の自分の「心身の質」に注意を向けてみて欲しいのです。
チューナーも、便利な一方で、使い方に気をつけないといつの間にか
「チューナーが正しく、自分の音程は間違っている」
というような音程に対する恐怖心を植え付ける機械になってしまいがちです。
例えば、自分はE♭の音色が上擦りやすいと信じている音楽家について、実際にその楽器のピッチが高めだったり、少し高めに音程を捉える癖があるのかもしれませんが、実は
「自分の音は上擦りやすい」
という恐怖と信念が、いつの間にか実際に上擦りやすくなるよう演奏に影響しているのかもしれません…。
もちろん、チューナーを使うこと自体が問題なのではありません。チューナーを使う時に、自分の音程に対する恐怖心を持つことを止めてみて欲しいのです。
そのために、まずは自分の音色を心から信頼することを心掛けてみてみましょう(^_^)!
自分の音色は完璧に、完全に自分の音楽に貢献してくれるという信頼を持ってみる。その上で、
「今日の音程はどんな具合かな?」
という、恐怖ではない好奇心で臨んでみて欲しいのです。
少しずつ、けれど確実にチューナーとの関係が健全なものに変わってくるはずです!
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