学び続ける力!

楽器を練習し、上達するために身につけなくてはいけないと信じられている「技術」や「正しいフォーム」がたくさんあります。

金管楽器であれば、「タンギング」の技術や「アンブシュア」の知識、「リップスラー」の技術も演奏の助けになるとても有効な『技術』ですね。

けれど、ここで本当に気をつけて欲しいことがあります。こうした『技術』は間違いなく私達の演奏の重要な一部ですが、私達が技術を学び、身につけていくうちに、身についた技術がいつの間にか肉体の動きを制限してしまう時があります。

どんなに機能的に優位で有効な技術でも、それを身につけることで、自分の肉体の「軸」が動きを忘れてしまったら、私達の身体は本当に大きなものを失ってしまいます。

逆に、まずは自分の「軸」の動きを最優先して、やりたい望みに対して正面から向き合っていけば、必要な「技術」は自ずから身についてくるのではないでしょうか。

手っ取り早く「正しい技術」を習得しようという真面目さは実は学びの豊かさを損ねているかもしれません。

アンブシュアを作り上げることで良い音色に辿り着くのではなくて、良い音色という望みに向かっていけば自ずからアンブシュアはついてくると考えてみるとどうでしょうか。

言葉にしてしまうとありきたりに聞こえてしまうのですが、そのありきたりの大切さを本当に教えてくれるのがアレクサンダーのワークです。

心の使い方も肉体の使い方も、「技術」を身につけるよりもまず自由な「軸」を持ち続けること。「軸」の自由な動きの中で、自分の望みを自分自身で探求していくこと。その繰り返しが、本当に豊かな学びと上達への鍵だと思うのです。

そうして得られる学びや気づきは、「特別な才能」でも閃きでもありません。

これは、誰もが子供の頃はちゃんと持っていた自由に「観察」し、自由に「実験」して学び続ける力なのです。

その学び続ける力を呼び覚ますには
「首が自由で、頭が動けて、そうすることで身体全部が協調してくれる」
ことを信頼し動くこと。
(頭と脊椎の自由な関係を自分にお願いする)

アレクサンダーのレッスンではいつでもこの自由な動きを学べます(^_^)

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