自己肯定感を高めよう!

練習をしている時、例えば金管楽器ならば音を外した時、私達は殆ど無意識に
「あっ!くっそー」
というような「反応」をしてしまいます。

大袈裟に聞こえるかもしれませんけれど、実はこういう「反応」をする度に自分自身を酷く否定して傷つけているのです。

スポーツの世界では既に一般的な考え方になりつつありますが、私達の肉体はそれだけで独立して機械のように機能するものではありません。必ず私達の「心理面」と深いところで繋がりながら機能しています。

「音程が合わない!」「入りがずれた!」「音が汚い!」等、気がついたら信じられないくらい、自分の音楽をボロボロに罵っていることはないでしょうか?

こういう反応をする人は、実はその都度に「首を固め、頭を後ろに下に押し下げる」ことをやっています。これをすると身体全体の協調バランスが損なわれるというのがアレクサンダー氏の大きな発見でした。

せっかくの練習時間に、自分の首を固めて臨むことで、学びのスピードを大きく損なっている。もったいないことですし、何より音楽を好きな自分にとって悲しいことです。

これを逆にしましょう!自己否定をしながら練習をするのではなく自己肯定をしながら練習するのです。

簡単で、とても有効なのは、失敗する度に自分を否定するのではなく、「失敗したらお祝いする」という方法です!

音を外したら「よっしゃ!」と声を出して自分に言ってみます。音程がずれた時も「よっしゃ!」ですし、入りが揃わない時も「よっしゃ!!」なのです。練習中に何度も何度も「よっしゃ」を言うのです。

こういうことを言うと、何だか極端だし、不自然でわざとらしいと感じられる方もいるかもしれません。けれど、ぜひ試してみてほしいのです。

よく考えれば、音程がずれる度に何度も自分を罵倒しているのも極端です。不自然に感じるのは今まで自然に感じていたことの逆をしているからで、お祝いすること自体は別に間違いではありません。

「失敗したという事実」から目を背けろというのでもありません。そんな必要はないし、そんなことはできません。「失敗した事実」に対する自分を動けなくする「反応」を変えてほしいのです。

何はともあれまず実践で、ぜひ今度の練習で自分を何度もお祝いしてみましょう。
ただそれだけで、大きな練習の質の変化や手応えを感じられるはずです。

お試しあれ(^_^)!

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