イライラしているのは何故でしょう?
イライラやストレスに押し流されそうな時にアレクサンダー・テクニークを使うことができるというお話をしました。
今回は少し具体的なお話です。
例えば、練習にいつも遅刻してくる人がいたりして、ムカッとしてしまうような場面。みなさんも似たような経験があるのではないでしょうか。
ここでちょっと時間をかけて考えてみてください。
いろいろな場面でイライラしてしまうのは何故でしょうか?
意地悪な先輩がしつこく音程にケチをつけたから?
生意気な後輩が自分のアドバイスに口答えしたから?
外側に目を向けている限り、「原因」はほとんど無限にあるように思えるかもしれませんね。
けれど、一度目線を変えてみれば、実は本当に本質的な「原因」は一つだけ。
それは自分がイライラすると決めたからです。
みなさんも、ぜひご自分の体験に重ねて考えてみてください。
何だか無理矢理な屁理屈を捏ねられたように感じるかもしれませんね。
けれど、これこそコペルニクス的な発想の転換で、状況に支配されずに状況から自由になること。つまり、アレクサンダー・テクニークを実践することの鍵になるのです。
自分のイライラの原因を他人の行為に求めたくなるかもしれませんが、相手や環境が原因だと思っていても、イライラしている状況の責任をとってもらえるわけではありません。
自分のイライラに対して直接に対処できる人、イライラの面倒を見れる人はただ自分だけ。
この視点を持つだけで、イライラやストレスに対して「自分が反応を選ぶ」という素晴らしい選択肢が手に入ります。
アレクサンダー・テクニークではこういう考え方を「自分の面倒をみる」と呼ぶのですが、さらに次回に続きます。
今回もお読みいただきありがとうございました。
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