「自分の面倒をみる」とは?
前回の記事では「自分の面倒をみる」という考え方についてお話ししました。
今回はその続きを少し考えてみましょう。
私達は、毎日の暮らしの中でいろいろな刺激を受けて、刺激に対していつも「反応」しています。その中には「習慣的な反応」もあれば「選択された反応」もあるでしょう。生きるというのは刺激に対して反応することと言い換えることもできるかもしれません。
「自分の面倒をみる」というのはこういう反応の中で、自分にとって役に立つ反応を積極的に選ぶという姿勢です。
少し例をあげてみましょう。例えば、みなさんがちょっと苦手にしている人がいるとします。何故かその人の話し方や、自分に対する意見がいちいち気になってしかたがない。何だか気に入らないし、向こうも妙に自分に絡んでくる。。こういうことは残念ながら誰でも必ず経験がありますよね(^_^;)
こういう時にどんな対処法があるでしょうか?
一番簡単で現実に多いのが、恐らくは苦手な人との接触を避けるという方法。
仕事の付き合いや習い事のクラスを変えるとか。例えるならば、「座り心地の悪い椅子を交換する」というやり方です。
でも、これって現実的なようで、実は非効率なやり方です。苦手な人を避けていてばかりではやりたいことややるべきこともままならなくなりかねません。人生ってなかなか容易ではありませんからね。。
ここで発想をガラッと変えてみましょう。
「座り心地の悪い椅子を変える」のではなくて、「心地の悪い座り方を変える」のです。言い換えると
「椅子(相手)のせいにしない」
っていうことです。
こういわれるともうムッとする人もいるかもしれません。
「悪いのはあいつの方だもん!」
というわけです笑
この例えは、みなさんが変わらなくてはいけないという話じゃありません。単に自分の「反応」を変えられるということなんです。
「わたし」ではなくて「わたしの反応」を少し変えてみることができるのです。
また次回に続けていきますね。
今回もお読みいただきありがとうございました。
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