予め意図を持って

練習をする時には、意図を明確に持つことを心がけてみましょう。

ロングトーンをするなら、どのくらいの音量で、どんな音色で、どんな発音で吹くのか。

スケールをさらうならどの調をどのくらいのテンポでさらうのか。

自分の中でしっかりとやりたいことのイメージを持って、言葉にできるだけではなくて、実際にその音が自分の頭の中に聴きとれるくらいに臨場感を感じてみましょう。

当たり前のことを言っているように思われるかもしれませんが、以前の私はこれが出来ていませんでした。

予め明確に意図を持たずに、ただ音を出してから、その音色に対して「良い」、「悪い」を評価して、もう一度やってみる。というやり方で練習に望んでいたのです。

このやり方にも意義はありますが、少し遠回りをしていると思います。

自分の今の演奏に対するフィードバックに基づいて練習することは上達するためのスタート地点になりますが、自分の今の演奏に対して、「こう奏でたい理想の演奏」をゴール地点として明らかにしておくことで、今の自分が進みたい方向をより明確にし、自分で自分の練習を効率的にデザイン出来るようになります。

それに、ゴールが明確でないままに自分の演奏に対するジャッジだけを続けていると、自分に対して一喜一憂するばかりということにもなりかねません。

そして真面目で一生懸命な人ほど、このパターンに入り込むと自分に厳しい評価ばかりして苦しんでしまうということもあるようです。気をつけましょう。

予め意図を明確に持って練習する。当たり前のようですが、ぜひもう一度練習で思い出してみてくださいね^_^

今回もお読みいただきありがとうございました!

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