肋骨は動いていい

昨日のブログでは
「背中は長く広く」
というお話をしました。読んで頂いておりますでしょうか。

背中を狭くしてしまうと胸郭の広がりが邪魔されてしまうので、結果的に呼吸が邪魔されてしまいます。

「背筋を伸ばして!」
ってやってしまうと、管楽器の演奏ではマイナスになっちゃうんですね。

改善策としては
「背中はカーブがあって良い」
と思い出すことを紹介しました。無理に伸ばすのではなく、現実の背中のカーブ構造を思い出すだけで、動きのパターンは変わります^_^

同じように、呼吸の邪魔をしているのに管楽器を勉強している人の間に広く流布しているアイデアに
「肩を上げない」
っていうのがあります。

これも身体の現実の構造に反している考え方です。細かい点は割愛しますが、呼吸の仕組みとして、吸う時には横隔膜が収縮して、結果的に
「肋骨が横に上に、前に後ろに」
広がります。

「肩を上げない」
と考えることは、この肋骨の自然な広がりを邪魔してしまうんですね。

肩が上がってしまうのを一生懸命押し下げようと練習する人もいますが、そもそも上がってしまうのが自然な身体の仕組みなので、それに従ってOKなのです。

ロングトーンをする時も、リップスラーする時も、
「肩は上がって良い」
と思い出してみましょう。

これも、思い出すだけで演奏が変わってしまったりするとても効果的なアイデアです。

昨日も書いていてしつこいのですが、思い出すだけでOKです。肩を上げようとしなくて良いです。

試してみてくださいね^_^!

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