矢印を外しちゃいましょう!
私達が持つ信念にはいろいろなものがありますが、その中でもとっても強固なのが因果関係に関する信念です。
シンプルに言うと
AだからB
っていうヤツですね。これはAは絶対にBになるっていう、左から右の強〜い矢印があるのです。
この因果関係っていうのは客観的に、理論的に絶対正しいものもありますが、単なる「常識」とか「思い込み」に支えられてるものも少なくありません。しかも、そういう強固な思い込みに限って自分を縛る「嫌な因果関係」だったりします。
「アンブシュアが悪いから音色が悪い」
これは管楽器の世界に一番強く深く根付いてる因果関係の一つですが、絶対に正しいってものじゃありません。
1足す1は絶対に2ですが、
「アンブシュアが悪ければ絶対に音が悪い」
というのは実は誰にも証明は出来ない類のいわゆる「常識」でしかありません。
いわゆる「悪いアンブシュア」でも素晴らしい音色で演奏できている人が世の中に1人でもいる以上、絶対に正しいことではないんです。
いわゆる「悪いアンブシュア」でも素晴らしい音色で演奏できている人が世の中に1人でもいる以上、絶対に正しいことではないんです。
気をつけましょう。こういう因果関係はあなたが信じなければ反論の余地がありますが、あなたが信じると揺るぎない真実になります。
あなたが信じ切っている限りこの因果関係は絶対に正しい理屈となって現実に働いてしまいます。
「アンブシュアが悪いから音色が悪い」
という信念をいきなり覆すのは難しいかもしれませんし、そこまでする必要はありませんが、ここで
AだからB
の理屈にある強力な矢印を一度外してみましょう。
アンブシュアと音色には本当はあんまり関係はないかもしれません。
矢印をちょっと外してみる。もしかしたら…というスペースをほんの少し置いてみましょう。そしたら後は観察です。
矢印を外して、それから観察すると、びっくりするくらい意外な結果にも気がつくかもしれません。そういうときに上達のヒントが見つかるのだと思います。
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