動きのプラン持ってますか?
私達の身体も心も、基本的に「プラン」が明確であればあるほど上手に仕事をしてくれます。
身体と思考は本当に繋がっていて、自分の思考した通りにちゃんと身体は動いてくれるから、思考が具体的なプランであれば身体はその仕事を果たしやすいのです。
一方で私達の身体は曖昧な意図だけを持ってもちゃんと?日常生活に必要な機能を果たしてもくれます。
実はこれこそ習慣のなせる技で、楽器の演奏に限らず、自転車の乗り方から、パソコンのタイピング、果てには私達が当たり前に取り入れてる直立二足歩行まで、かなりのことを私達は
「なんとなく」
できてしまいます。
すごいですね。
でも、楽器の演奏も、スポーツの技術も、ある一定以上の水準を超えると「なんとなく」では対処できなくなってきます。
「なんとなく」できてしまうことの正体は習慣と感覚評価です。「だいたいこんな感じ?」という感覚のメーターで力の強さや動きの大きさを測ることができますが、これは決して正確じゃありません。
習慣と感覚の水準を超えて、より正確な動きを獲得するのがアレクサンダーのレッスンの目標ですが、そのためには「なんとなく」を置き換える「具体的なプラン」が必要になってきます。(このプランを一緒に考えるのがアレクサンダー教師の仕事でもあります。)
例えば呼吸の仕組みを具体的に知らなくても殆どの人は毎日の生活で支障なく呼吸して暮らすことができます。けれど、楽器の演奏に必要な呼吸を身につけるにはさらに具体的なプランで呼吸することが求められたりします。
楽器の最初の音を出す前に、どうやって楽器を構えるか、どうやって息を吸うか、どうやって楽譜に目をやるか、少し時間をかけてプランを作ってから音を出すことをまずは試してみてください。
馴れてくると日常生活のいろんな場面で自分の「プラン」を試してみるのが面白くなってきますよ^_^
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