順番を変えてみる
練習する時、演奏する時、実験的に一連の動きの順番を変えてみましょう。
順番というのは結構習慣的なものです。
特に、楽器の演奏のような比較的高度で繊細なバランスを要求する動きほど、上手にやるために無意識に習慣化されているその人のパターンがあります。
習慣になっている動きが演奏を助けてくれている場合もあるので、全部を悪者扱いする必要はもちろんありませんが、中には本来無駄な動きだったり、効率を妨げている動きが含まれていることもあります。そういう動きを「やめる」ことが上達のヒントになるというのがアレクサンダーのワークの肝だったりします。
習慣化されている動きの「棚卸し」をして、要らない動きはやめていく。その棚卸しのために動きの順番を変えて実験してみるのです。それに、順番を変えるとパターンを外すことになるので、それだけで演奏の質が改善されることもあります。
具体的には、座ってから楽器を構える人なら、楽器を構えてから座るようにしてみる。ロングトーンで、息を吸ってから音を出すという順番を、音を出してから息を吸うという順番に変えてみる。他にもいろいろありますね。
順番を変えてみることで演奏の質や自分が受け取るフィードバックが変わったら、自分が何を「やめた」のかちょっと考えてみましょう。あるいは単純に動きの順番を変えたから質が変わるということもあります。
どちらにしても実験することで初めて得られるものがありますから、まずはぜひやってみましょう^_^!
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