音程が悪い
「音程が悪い」
という悩みを抱えている人は管楽器、特に吹奏楽を演奏している人に多いようです。
強引なことを言うようですが「音程が悪い」ということで悩んでいる人は、まず思い切ってそのことで悩むのを一度止めちゃいましょう!
「悩み」というのはなかなか手強いもので、一旦悩みに囚われてしまうと、悩みのタネだと思っている問題がどんどん大きくなってきて、そのことに現実的に対処することが難しくなってしまいます。
音程が悪いことを放ったらかしにするという意味ではないのですが、そこにだけ焦点を合わせてしまうと楽器を演奏することが苦しくなってしまうし、却って解決が見えなくなってしまうことも少なくありません。
本来は、管楽器の音程はとても柔軟なものですから演奏する音をプレイヤーが明確に頭の中で歌えていれば音程は自ずと合ってきます。ピアノやキーボードが手元にある人は、ちょっとの時間だけでも楽器を吹く前に自分が出したい音をピアノの助けを借りながら声に出して歌ってみましょう。
或いは演奏するフレーズをもう覚えているようだったらそのフレーズをただカラオケ気分で、伴奏がないところでも歌ってみましょう。この時も「音程が合ってるかな」なんて心配はしないで、わきに置いておきます。
まずは歌うこと。これだけでも自分の中の音程が明確になって演奏の助けになります。
音程に悩んでしまったり、それだけに取り組んでしまうより、まず自分の奏でたい音楽をしっかり歌って、自分の中でそのイメージを豊かに膨らませて行く方がずっとシンプルで効果的な方法です。
何よりこの方が音楽を楽しめますね!結局は音楽にシンプルに取り組むことが正確な音程の獲得に繋がります。
もう一つ、「音程が悪い」という考え方そのものも実はなかなか曲者だと思うのですが、それについてはまた改めて書いてみますね。
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