Yesプランに焦らない
前向きに、楽しく音楽に向き合うことはとても自然で建設的な態度です。
けれど、音楽に接していれば
練習がしたくない
楽器を吹いていても楽しくない
合奏に参加したくない
ステージに立つのが恐い
と感じることも実は同じくらい自然なことです。
こういう感情や心の在り方はあまり演奏の助けにならないかもしれませんが、自分の中にあるごく当たり前な感じ方だということも覚えておきましょう。
少しだけ落ち込んでいたり、後ろ向きになってしまった気持ちを前向きに切り替えるプランを持つことはとても助けになりますが、真面目で頑張り屋な人ほど
「前向きであること」
を自分に強いて苦しくなってしまうこともあるようです。
私達の心も身体もいつも変化し続けています。そして、本当にいつでも自分にとって必要な反応を示してくれています。
楽器を演奏していて楽しくない時は、心が少し疲れていて、休息を求めているのかもしれません。そんな時は自分の中にある逃げ出したい気持ちや辛い感情を切り替えようとする前に、蓋をせずにまず受け止めてあげましょう。
一番オススメなのは実は
「何もしないこと」
です。
自分の中の痛みや悲しい気持ちをじっと聞いてあげて、それを解決しようとしないでただ寄り添ってみましょう。
辛い感情に振り回されると建設的に振る舞えなくなりますが、前向きになろうとポジティブな発想に焦ることも、実は同じくらいの混乱を生んでしまいます。
つい先日、アレクサンダーのレッスンで時には「何もしない」ことが助けになるということを学んでとても感銘を受けたので記事を書かせて頂きました。
一見望ましくないような気持ちにも少しだけYesをあげることが本当のYesプランなのかもしれません。
音楽に疲れているなと感じたら、自分に少し時間をあげてみてくださいね^_^
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