日常生活でアレクサンダー・テクニークを使ってみる
日常生活の場面でも、楽器の演奏をする時でも、私達はごくごく自然に自分の身体を使って特に意識しなくてもいろいろな動作をこなすことができます。
椅子に座る時、椅子から立つ時、本棚から本を取り出す時や戻す時、パソコンのキーボードに手を伸ばしたり、楽器のキーに指を置いたり、楽器を構えて自分の口元に持ってきたりする時etc.。
殆どの動作を無意識で行えるのが私たちの習慣の力。それは大変便利なものなのですが、私たちが自分の動きを変えたい時、新しい結果や体験を得たいと望む時は、習慣に沿った動きに変えて、意識的でより建設的な動きを採用する必要があります。
そのために求められるのが動きのプランです。
殆どの場合、私たちは考えないで動くか、動きながら考えています。
プランを考えてから動く、或いは、動く前にプランを考えるというのは私たちにとっては普通に考えられている以上に稀な体験になっています。
例えば立って携帯電話を操作する時、本を読む時、具体的にどんな順番で自分の身体のどこを使って、望む動きを達成するかを考えてみましょう。
筋肉や骨の名前を知っていれば勿論助けになりますが、そこまで難しく捉える必要はありません。
例えば携帯電話を見る時は腕を動かして画面を自分の前に持ってくるのか、手首で角度を調整するのか、画面を見る時には目線を動かして画面を視野に入れるのか、首から頭を繊細に動かして画面を見れる角度に行くのか。
ごくごく簡単なもので良いのでプランを自分で作ってみる。そして、
「頭が繊細に動けて身体全体がそれについてくる」
ことを思い出しながらそのプランを実行してみる。
これだけでアレクサンダー・テクニークは使えてしまいます。
それも難しい。めんどくさいと感じるようであれば、まずは動く前に一瞬でも「間をとる」ことを試してみましょう。何をする時でも一瞬だけ立ち止まってみると、動く前に自分が色々な選択をできることが分かります。まずはその体験から始めてみましょう。
楽器がなくても楽譜がなくても、日常の色々な場面でこうしてアレクサンダー・テクニークの実践を重ねることができます。
試してみてくださいね^_^
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