自分を見張らないでくださいね
演奏について、正確な音程やリズムを意識することはとても重要で有益なことですが、真面目な人ほど
「もっと正確に!」
と頑張るうちに自分で自分を監視するモードに入ってしまいます。
そうなってくると、だんだん自分の演奏が不正確なのではないかと疑う気持ちも出てきてしまって演奏の中に「必要のない緊張」を持ち込んでしまいます。
演奏をする時は、自分のしたい演奏を心から楽しむことにまずは集中するようにしましょう。
音程やリズムを整えるのは客観的に自分の演奏を聴いて分析する作業ですが、いつもそれをしてしまうと、楽しむことより見張ることが中心になってしまいます。
何事もバランスですから、全く自分の演奏を顧みないことも問題だと思われるかもしれませんが、殆どの人は自分の演奏を見張り過ぎる傾向がありますから、少し「放っておく」気持ちを持ってやるくらいでもちょうど良いのです。
まずは自分が自分の演奏を楽しむこと。軸足はいつもそこに置いておきましょう^_^
吹奏楽やオーケストラを指導する方も、とりわけ小中学生のような、まだ演奏の技量が発展途上にあるプレイヤーに対しては、音程やリズムの精度を求めることが行き過ぎにならないよう、頭の片隅に少しこのことを置きながら臨んで頂けたらと思っています。
まずは演奏家が安心して音楽を楽しむことが上達を助けるマインドであり、結局はお客さんが楽しめる音楽にもつながるあり方になるのです。
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