アンブシュアは全体の一部

管楽器を演奏する人なら恐らく誰でも、一度はアンブシュアについて考えたり悩んだりしたことがあるでしょう。

これは無理も無いことで、アンブシュアは音色の質や発音の質に大きく影響する要素なので、演奏をより良くしようと思うと、どこかで意識の網にアンブシュアというキーワードが引っかかってくるのでしょう。

もちろんアンブシュアに注目したり、意識してアンブシュアを変えてみることが問題なのではありません。きちんと取り組めば大きなメリットがあります。

けれど、アンブシュアに取り組むことで何だか調子を崩してしまったり、かえって演奏が混乱してしまう人も少なく無いのです。

一つ、提案してみたいのは
「アンブシュアは全体の一部」
という考え方です。

管楽器の演奏に影響しているのはアンブシュアだけではありません。

呼吸の質、タンギングの質、楽器の構え方、そして何よりあなたの心身全体の使い方が演奏に影響しています。

大袈裟な言い方に聞こえるかもしれませんが、演奏する時の心の在り方までを含めたあなたの全体の一部があなたのアンブシュアなのです。

そのことを忘れてアンブシュアが全てと思ってしまうと、演奏に関わる色々なことが意識から抜け落ちてしまうのですね。

一方で、全体性に目を向けていれば、アンブシュアは自ずとより良い方向に変化してくれます。

音楽家がアレクサンダー・テクニークを学ぶ恩恵はここにあるのです。

あなたの全体の使い方をより建設的に変化させることを教師はお手伝いするので、結果的に、アンブシュアもその他の奏法もより建設的に変化します。

「アンブシュアは全体の一部」
アンブシュアに特に注意を向けたくなった時はこのことも思い出してみてくださいね^_^




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