解説!アレクサンダー・テクニークその①〜アレクサンダー・テクニークとは何か?

嬉しいことに、最近はアレクサンダー・テクニークという言葉を音楽家周りで耳にする機会が随分増えました。

このテクニークは音楽家には特に恩恵が多いものですから、これはとても良いことだと思っております。

一方、アレクサンダー・テクニークという言葉を見聞きするものの、そもそもそれが何だかよく分からんと感じる人も多いと思います。

実際、アレクサンダー・テクニークは教える先生の考え方や向き合い方、生徒さんのその時の立ち位置などなどに応じてレッスンの内容が随分変わってきます。

「レッスンではこれをやります」

を明言できないので、何やら精神論のような考え方を学ぶこともあれば、具体的に関節や筋肉の仕組みを勉強することがレッスンの中心になったりもします。

興味はあるけど、それじゃいったい何をするのか分からない。

と感じる人のために?アレクサンダー・テクニークとは何のテクニークなのかを自分なりに何回かに分けて解説していきたいと思います。




アレクサンダー・テクニークとは

さて、まずは大きなテーマから。そもそも
「アレクサンダー・テクニークとは何か?」
という問題に私なりに答えたいと思います。

これは未だに先生達の間でも諸説分かれる問題で正解はありません。あくまでも私の考える答えであることをお含みおきください。

ズバリ
アレクサンダー・テクニークとは自分を効率的に使う技術である
というのが今の私の答えです。

「自分の使い方」とはアレクサンダー・テクニークの哲学の中心にある考え方です。

当たり前のようですが、私たちは楽器の演奏をしたり、スポーツをしたり、会社で人と会ったり、ご飯を食べたりテレビ見たりする日常生活のいろいろな場面で「自分」というものを使っています。

楽器の演奏が上手いとか、スポーツが得意とか、人付き合いが上手いとか、具体的に場面でその人の得意不得意が論じられることは良くありますが、実はそういう具体的な場面の全体に影響しているのが「自分の使い方」で、これが効率的であれば、いろいろな活動全体でクオリティを向上できるとアレクサンダー・テクニークのワークでは考えます。

身近な言葉を使えば
「カンのいい奴は何をやっても上手い」
と言われたりしますが、つまり「自分の使い方」こそ、この「カンの良さ」の正体とも言えます。

つまり、アレクサンダー・テクニークとは「カンがいい」と言われる人たちのように自分を使うための技術とも言えそうです。

だから、レッスンでは、生徒さんの自分の使い方をより洗練させるためのあらゆることをするのです。

その人の考え方や価値観が自分を邪魔しているのであれば、役に立つ考え方をレッスンで探しますし、その人の身体の動かし方に効率的でないものがあれば、より効率的に身体を使うための骨や筋肉の知識をお伝えするのです。

レッスンではこれら全てを行って、効率的に自分を使う方法を勉強していくのです^^



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