絶対に仲間の悪口を言わない
今日はアレクサンダー・テクニークとは少し違う話です(本当はすごく関係がある話なのだけど)。
音楽家の方に、少し考えてみてもらいたい心構えを紹介します。
それは
「共演者の悪口を絶対に言わない」
というもの。
(これをいつも心がけているという方は本当に素晴らしいですね!)
これは、音楽ではなく、私が昔に仕事の大先輩から教えられてそれ以来機会がある度に振り返っている態度です。
社会人として、どのような仕事をする上でも、チームで働く時に守らなくてはいけないのは
「絶対に仲間の悪口を言わないこと」
だというのです。
この言葉の背景には色々な考えがあるはずですが、殆どの人がその通りと納得するのではないでしょうか。とてもシンプルで「当たり前」の態度であるからこそ、様々な人や場面に、それこそ音楽家にも当てはまる教えだと思います。それでいて実行が難しいことも分かるでしょう。
一緒に何かを作り上げるという時に、どういう情熱や想いがあるとしても、仲間のことを人間として尊重できないとしたら結局は本当に良いものは絶対に作り出せません。音楽活動のように、最終的には必ずお互いが顔を合わせて作業するような活動であればなおさらでしょう。
私自身とても耳が痛いですが、、音楽家の中にも残念ながら共演者の悪口を多々口にするタイプの人が少なからずいます(^_^;)
良く聞いていると悪口を言うことを「カッコいい」(自分の方が上手いプレイヤーだというアピール)ことだと思っていることが窺えてかわいらしくもあるのですが、良い音楽をする役に立っているとはとても思えません。
アンサンブルの根本にあるのは、突き詰めると人間関係です。
どうしても苦手な人や関係もあるのが当然ですが、良い演奏をする音楽家は、音楽という媒体を通じて、自分なりにできる限り建設的に関係を作りながらアンサンブルを行なっているものです。
合奏やアンサンブルの場面では色々なことがありますが、「悪口を言わない」ということを自分に課すだけで、状況の見え方や対処の仕方が大きく変わってきます。
他人の悪口を言わないということはアレクサンダー・テクニークの哲学ともとても深い関係があるのですが、長くなりますので、それは次回にまた書いていきますね。
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