コーヒーを飲む

ゴールデンウィークはいかがでしたか?

私は今年もアレクサンダー・テクニークの合宿に参加して、集中した学びの時間を持つことができました。

合宿という場では普段以上に「日常動作」に意識的になる機会を持つことができます。

例えばコーヒー(紅茶でも良いです)をカップで飲む時、普段ついついやってしまうのはカップを口に近付ける代わりに口をカップの方に動かして「お迎え」してしまうこと。

これ自体間違いではないのですが、カップに対して口を近付けようとすると結果的に頭と身体全体に下向きのプレッシャーをかけています。

これは実は「コーヒーを飲むためには必要がない」動きです。

必要がないというのがポイントで、必要のないことを止めて、本当に必要なことをすることで、よりスムーズで効率的な動きを得られます。

カップでコーヒーを飲む時に本当に必要なのは、カップを持つ側の腕の肘の最低限の屈曲と、手首から指先にかけての関節の繊細な操作だけです。

いつもの習慣で、頭を下に押し下げて、口を近付けたくなっている自分に気が付いたら慌てずに「ストップ」をかけてあげます。

お気づきかもしれませんが、これだけで、自分一人でアレクサンダーのレッスンを自分に行うことができます^_^

少し難しい?のは習慣の動きに「ストップ」をかけることです。コーヒーを飲むという結果に走らないで、そのために必要な動きの質を重視することを念頭に置いて実験してみましょう。

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