動かなくっちゃ!

アレクサンダー・テクニークのレッスンを姿勢のワークだと捉える人がいますが、実際にはこれは動きのワークです。

動くというのは、生き物として最も根源的なこと。立っている時も座っている時も、私たちの身体は必ず何らかの意味で動きの中にいます。

一見してじっと静止しているように見える人も、全身の筋肉が微細な動きを繰り返してバランスを生み出してくれているから、静止していられるのです。

私たちの身体が本当の意味で動きを止めるのは死が訪れたその時だけです。

ですから、動くとはすなわち生きるということでもあります。

アレクサンダーのレッスンでは動きの棚卸しをして、必要な動きを選び、不必要動きを手放していきますが、これは究極的には生き方全体の棚卸しにも繋がっています。

レッスンで洗練された、新しい動きを見つけることは、だからより自由でより繊細の新しい「自分」を見つけるプロセスでもあります。

一回や二回のレッスンでお伝えできることは限られてしまいますが、長い目でレッスンを捉えると、アレクサンダーは最終的には自分という人間全体にも新しい可能性を与えてくれます。

少しスケールの大きな話ですが、これがアレクサンダーのワークを学び続けることの大きな恩恵なのです(^ ^)

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