頭が動いて身体全体がついてくる…??

「頭が動いて身体全体がついてくることを思い出して〜」とか、「頭が動いて身体全体がついて来て〇〇できます」というような指示をアレクサンダーのレッスンで先生が出すことがあります。

「頭が動く」、或いは「頭を動かす」ということがよく分からないという生徒さんはたくさんいます。

まず、これはアレクサンダーあるあるなので、分からない生徒さんは不安にならなくても多分大丈夫です。最初はそれが分からないという人は他にもいっぱいいます(^_^;)

この指示の背景を、少し回を重ねて、私なりの視点から説明してみたいと思います。

まず、頭が繊細に動いて身体全体がその動きについていくような「バランス」が生じている時、人間のパワーが最大限に発揮されるという事実があります。これがいわゆる「アレクサンダーの発見」の一番大切なところ。Primary Controlという働きです。

注意して欲しいのは、このバランスというのは実は意識して作り出そうとして作り出すというより、そのバランスを損ねる「何か」をしなければ自ずと生まれるバランスだということです。

レッスンでお伝えしている情報や指示の活かし方としては
「頭を動かすぞ!」
と頑張るより
「何かをしてみたり、何かを止めてみると頭が脊椎の上で繊細にバランスしてくれるみたいだなー」
という受け取り方をしてもらう方が最初はスムーズです。

ポイントは、直接に働きかけるのではなく、自然にそのバランスが生じるように間接的に働きかけることです。

まずは、
「頭は繊細に動けるらしいなぁ」
と日常生活でもふとぽわーんと思い出す回数を増やしてみましょう。

頭のことをゆるーく(笑)思い出してみてください^_^

次回も続きます。

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