感情を身体で受け取ってみる

今回は私自身の個人的な体験・体感についてです。

アレクサンダーのワークを続けていると、色々な場面で自分の全体(心と身体)を思い出せることが多くなってきます。

感情との関わりでいうと、少し抽象的ですが、私は喜怒哀楽の大きな動きがあった時にそれを身体でも受け止められるようになりました。

特に、悲しいことや受け入れ難い体験をして気持ちが下向きになる時に(意外に思われるようなのですが、私はとっても落ち込み屋です(^_^;))自分の心だけではなくて身体もこの感情を受け止めてくれていると思い出して、骨や筋肉の支えを思い出すと、辛い感情の中でもふっと「ラクな自分」を少し取り戻せます。

これは「嫌な感情」を抑え込むということではありません。感情はある程度しっかりと受け容れてあげないと自分をパンクさせてしまいます。

身体で感情を受け取るという体験は、どちらかというと心だけで味わう以上に大きく感情を受けとめるという体験です。

「心だけ」ではない自分で感情に向き合うと、より大きく深い感情の波を体験しますが、嬉しい気持ちは身体全体に喜びを残してくれるし、悲しい気持ちは身体全体がそれを癒すことをしてくれるような気がします。

現代は「アタマ優位」の世の中で、どうしても身体を切り離して日常を過ごしている時間が多くなりやすいと思います。

アレクサンダーのレッスンは身体が自分の心と不可分であることを思い出させてくれます(^_^)

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