背骨は真っ直ぐじゃない

知って得する!というより、むしろ知らないと損をしている。。という体の仕組みは結構あります。

今回紹介したいのは背骨(脊椎)はカーブしている!ということ。

脊椎の図が見れます↓
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/脊椎

何年か前に、知り合いが
「猫背を治す椅子をもらった!」
と言っているのを耳にして、
「あら?」
と思ったことがあります。

その椅子は僕も知っていて、
「この椅子差し上げます」
という仲間内のメールを読んでいたのですが、そこで紹介されていた椅子の説明では
「背骨のS字カーブを守る椅子」
と書かれていました。

猫背を治す?という風にはどこにも書かれていなかったのです。

でも、そのメールを読んだ僕の知人は
「S字カーブを守る」=「猫背を治す」
って翻訳を頭の中でしていたんですね(^◇^;)

揚げ足取りをするわけではないですが、この読み違いには、身体に対する損な思い込みが恐らくあります。

彼女の中では
「姿勢を改善する」=「猫背を治す」
というアイデアが恐らくあって、推測ですが

「猫背」=「曲がった背中(背骨)」=「悪い姿勢」

という思い込みと

「真っ直ぐな背中(背骨)」=「良い姿勢」

という思い込みがあります。

こういうイメージを持っている人は実は結構多いのですが、残念ながらこれは間違ったイメージです。

背骨は真っ直ぐではなくS字型にカーブしています。これは信念とか価値観とかいう話ではなくて(笑)物理的な現実です。

でも、真っ直ぐな背中が正しい!という考えを強く持ってしまう人は、背骨を真っ直ぐに伸ばそうという間違ったイメージと意図を持っています。

現実の構造から外れた意図を持っていると身体はいずれ痛みを生じます。
(結局、この知人は「かえって背中や腰が疲れて痛くなってしまって」この椅子を使うのをやめてしまったそうです。恐らく背中を真っ直ぐにしよう!と思ってその椅子を使ってしまっていたのだと思います。。)

座っている時も、立っている時も、
背中を真っ直ぐにしよう!
と頑張るのは残念ながら身体を痛めつけることに繋がります。

逆に
「背骨はカーブしている」
というシンプルな事実を知るだけで、演奏のパフォーマンスが劇的に良くなったり疲れにくい身体の使い方が理解できる人がたくさんいます。

知って得する、知らずに損をする身体の仕組みはやっぱりとても重要ですね^_^

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