感動はあてにならない

感覚はあてにならない。
ということをアレクサンダーのレッスンではよくお話ししますが、もう一歩突っ込んで言うと、
感動はあてにならない
とも言い表せると思います。

レッスンでは感動的な体験をする人がたくさんいます。

それまで固めていた筋肉の緊張を手放して動くことを経験すると、文字通り
「背中に羽が生えたみたい」
「身体の重さがなくなってしまったみたい」
というような圧倒的な身軽さを感じることがあります。

そうなると
「いつもと全然違う!」
という感動体験が生まれます。

感動はレッスンの素晴らしい一面ですし、普段と違う自分は思い切り味わって欲しいのですが、実はレッスンで本当に学んで欲しいポイントはそこにはありません。

むしろこの感動体験が学びの落とし穴になることさえあります。

あまりに気持ちいい!体験なので
「なるほどこの感じか」
と結果的に生じた感覚を覚えて(学んで)帰りたくなってしまうのですね。

けれど、本当はこの感覚は思い切り味わったらもう忘れてしまった方が良いのです。

感覚体験を覚えていると、それをヒントに
「あの感じだったよな」
と復習をしたくなりがちです。

そしてこれが上手くいきません(^◇^;)!

本当に復習して再現して欲しいのは
「あの感じ」
ではなくて、その感覚体験を得るまでにたどった「手順」です。

ものすごーく簡単に言うと
「あの感じだったよな」
と復習するのではなくて
「頭が繊細に動いて、その動きに身体全体もついていくんだな」
と復習して欲しいのです!

レッスンで教師の助けを借りるとすぐにテクニークを使えるけれど、一人で復習しようとするとなかなか上手くいかない!という人は
「あの感じだったよな」
をヒントにしてしまっている人です(^◇^;)

感動体験は大切だけど、このワークを学ぶヒントにはなりません。

思い返して欲しいのは結果の体験ではなくて、手順です。

手順を体験的に学ぶのがアレクサンダーのレッスンなのです^_^

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