上手くなることはゴールではない

面白い本を最近読みました。
いわゆる億万長者！がどんな生き方をしているかを実際の声を元に読み解いていくという企画の本なのですが、印象的だったのは、資産のある豊かなお金持ちほど
「お金はゴールではない」
と明確に考えているという話です。

確かにお金があれば豊かな生活も遅れるし、億万長者がお金に興味のない
「無欲な人」
ということではないけれど、お金より大切な自分のゴールを常に持ち続けている人ほどお金にも愛されている。

何より、お金をゴールにしてしまうと
「お金に動かされている人」
になってしまい、お金持ちだけどお金の奴隷という立場になってしまうことを賢いお金持ちはきちんと理解しているから、手にしたお金に溺れてかえって不幸になるということがないそうです。

このお金に対する哲学は、そのまま音楽家の生き方にも通じていますよね。

あなたも楽器が上手くなりたいし、歌が上手になりたいはず^_^

でも、あなたにとっての音楽のゴールも、上手くなることと同じかそれ以上に大切ですよね。それを見失ってしまったら、たとえどれほど音楽の技量に秀でていても上達することに取り憑かれて楽しむことを見失ってしまいます。

上達への望みは本当に大切な力です。けれど、その望みは本当のゴールではない。音楽家なら誰でも、「上手くなる」ことの先にある望みや願いに向き合っていて欲しいのです^_^

それを学ぶこともアレクサンダーのレッスンです。


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