「結果にコミットする」より重要なこと

結果を予想する、予測するって、何かを学ぶ時に毒にも薬にもなる行為です。

良い結果を予想する、ありありとイメージできる人は、そこに向かうモチベーションも生まれるしそこに至る具体的なプロセスも明確になる。

アレクサンダーでいう
「何がしたいですか」
が常に明確である状態ですね。こういうマインドセットが上達には大きな助けになるし、そもそもの必要条件でさえあります。

反面で
「何がしたいのか」
が明確でないままの予想や予測は上達の足枷になってしまうことがあります。

気を付けたいのは「問題意識」ばかりが膨らんでしまった状態の予想や予測で、「何とかしなきゃ」っていう意識が優勢で、その先にどうしたいのかどうなりたいのかがはっきりしていないので、気持ちばかりが焦っていて迷走してしまうということが起こります。

真面目な人ほど、自分の演奏の弱点や欠点を克服しようと頑張りがちですが、実は本当に考えて欲しいのは
「何が問題か」
ではなくて
「どうなりたいか」
の方で、後者を徹底して考えるところに予想や予測という行為の最大のメリットがあります。

『結果にコミットする』
というキャッチフレーズで成功している高級フィットネスクラブがありますが、あそこのセールスで上手いなぁと感心するのは、彼らのいう「結果」を一番最初にバーンとお客さん達にアピールしてしまうところです。一番最初に
「ああなりたい!」
があるからモチベーションが始めからまるで違うんですね。

「弛んだお腹を何とかしなきゃ」
というイメージから動き出すのではなくて
「割れた腹筋ボディを手に入れるぞ!」
というゴールを最初にありありと予想してしまうことが、とてつもなく重要になることを分かっているんだと思います。

結果にコミットすることは大切ですが、そもそもの目指すべき「結果」がはっきりと見えていることはもっと大切です。

例えば苦手な音域がある、震えやすい音がある、小さい音が苦手etc.の「問題意識」がはっきりとある人は、その問題意識に直接取り組んで頑張るのではなくて、その問題を突き抜けた先にある「どんな演奏がしたいか」、「どうなりたいか」の方を徹底的にイメージし続けてみる方が遥かに自分の助けになるのです。

まず、コミットしたくなる、して欲しくなる最高の結果を最初に自分のゴールに置いてしまいましょう。本当は結果が先に決まって、それから全てが決まっていくのです。

上達し続けるために一番大切な考え方なので、ちょっと考えてみてくださいね^_^


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