息を吐く「方向」は上!

今回は息を吐くことを考えてみましょう(^_^)

管楽器を演奏する人はたくさん息を吸うことに関心を持つことが多いように思いますが、管楽器は息を「吐く」ことで発音される楽器ですから、実のところ音色や演奏の質により直接に影響するのは「吸う息」以上に「吐く息」であるはずです。

息を吐く時、どんなことを意識できるでしょうか?
アレクサンダー・テクニークのアイデアから一つ覚えておきたいのは、吐く息の流れには「方向」があるということ。そしてその方向は「上向き」だということです。

これはちょっと違和感のある考え方かもしれません。多くの人は吐く息の方向は「前」だと思われるでしょう。一面ではその通りで、確かに息は「前」に向かって流れていくのですが、ちょっとトリッキーなのは「息が身体から出て行く方向」は前である一方で「息が身体の中を流れていく方向」は上向きだということです。

息の通り道である「気道」を思い浮かべてみてください。口と肺を結ぶ気道はどんな方向に伸びていますか?
そう。上下の方向に伸びていますね。
やや簡略化して考えれば、口から肺へは下方向。肺から口へは上方向の矢印で息の流れを示せるはずです。
もう少し細かく考えると、肺から上に向かって流れた息が口の中の「天井」、すなわち上顎に当たりカーブして、結果的に口から前に流れていくというのが「吐く息」の通る道と言えそうです。

これはなかなか「意外」(?)なアイデアですし、私もレッスンでこのことを指摘された時は「息は上向き…??」と半信半疑だったのですが、実際に「上に吐く」と思って息を吐くと結果的にはちゃーんと「前」に息が安定して力強く流れてくれるのです。そしてここでも上方向と「思うだけ」なのがコツ♪

「上方向に吐く」と結果的には前方向に息が流れてくれる。ちょっぴり不思議な感じがするかもしれませんがまずは実験・実践です。ぜひお試しを!

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