音色を探そう

管楽器の魅力はなんといっても美しい音色。テューバのように、長い音符を奏でる楽器ならば尚更に音色の美しさが求められるのではないでしょうか。

あまりにも当然のことに思われるかもしれませんが、美しい音色を造るにはまずは美しい音色を見つけること。美しい音色を自分の耳でしっかりと聴いておくことが決定的に重要です。

ですから、まずは音楽をたくさん聴くこと。あらゆるジャンルの色々なテューバ奏者の音色をたくさん聴いてみましょう。

同じテューバのメーカー、同じ型番の楽器であっても当然演奏する一人一人その音色は違っています。それはプレイヤーの個性のあらわれでもあれば、演奏しているジャンルに応じたスタイルのあらわれでもあります。

特に、中高生の吹奏楽部でテューバを吹いている方、テューバを指導している先生は、ぜひ積極的に「吹奏楽以外」のジャンルのテューバ演奏を聴く機会を増やしてみてください。

吹奏楽のテューバももちろん楽しく魅力的ですが、どうしてもシンプルな伴奏のフレーズ中心になってしまいがちです。伴奏はテューバの大切な仕事ですが、シンプルな伴奏にはテューバの持つ幅広い音域、特にパワフルな低音域の音色が登場する機会が少なく、やはりテューバの魅力の半分しか伝わりません。

オススメしたいのはオーケストラの作品、取り分けマーラーやチャイコフスキーの演奏です。オーケストラのテューバはとにかくパワフル。音がデカいのです。そして驚くほどカッコいい。大型の交響曲でのテューバの活躍を聴くと、低音域の「音量」と音色に対するイメージが確実に変わります。もちろん、吹奏楽のテューバの演奏を聴いても、それまでと違ったイメージの響きを感じ取れようにもなります。

そしてイメージが変われば実際の自分の奏でる音色も少しずつですが確実に変わります。逆に、当たり前のようですが、聴いたことのない、イメージできない音色を奏でることはできませんね。

ですからまずはたくさんの演奏、たくさんの音色を聴くことが、自分自身の音色の可能性を広げる最初のステップなのです。ぜひ、自分の演奏機会だけでなく、テューバの演奏を聴く機会も増やしてみてくださいね(^_^)

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