結局バズィングはやった方が良いの?!

バズィングをやった方が良いと書いている教本、言っている先生がいる一方で、バズィングはやってはいけないと書いている教本、言っている先生がいます。

金管楽器の教育でいわゆる「大家」にあたるような先生の間ですら様々で、例えばアーノルド・ジェイコブスは生徒の前でバズィングをしてみせているけれど、クラウド・ゴードンなんて、合宿ではバズィング禁止!だったそうです。

こういう意見の違いに遭遇すると
「◯◯先生は間違っている」
みたいな批判ばかり述べたり、どちらかが正しいという決着を付けたがる人がいますがあまり意味がありません。

また身も蓋もないことを言いますが、突き詰めるとバズィングをやるのもやらないのもどちらも「正しい」のです。

バズィングをやるように勧める先生や教本には理由がしっかりあって、一つにはマウスピースだけで発音することがソルフェージュ能力を鍛える役に立つからです。
楽器のバルブが助けてくれないので、マウスピースだけだと本当にしっかり頭の中で音程をつかまえている必要がありますから、これは自分の耳で音を作るための重要なトレーニングです。

だから「バズィングはやった方が良い」んです。

一方で、マウスピースだけで発音しようとするとバルブが無いので抵抗が違いますから、楽器を吹くときとは圧力もアンブシュアも違ってきます。バズィングをいくらやっても楽器の演奏とは違うブレス、違うアンブシュアで音を出してるから楽器の発音のトレーニングにはなりません。

だから「バズィングはやらない方が良い」んです。

どちらも意図が違うので、それぞれに正しいのです。この点をしっかり理解して自分にとって必要な目的を考えて選択すれば迷わず効率的なトレーニングを取り入れられます。

何かの練習について
「これさえやれば絶対に上手くなる!」
と言い張る人もいたりしますが、大体の場合それはその人がそれで上手くいったからそう言ってるだけで、客観的な根拠があまりなかったりします。

残念ながらそれで全然上手くいかなかった人も絶対いるわけで、それでなきゃ世の中はみんなスーパープレイヤーだらけです。

気をつけましょう。素晴らしい先生が教えているから、素晴らしいプレイヤーがやっているからというだけで判断するべきじゃありません。

世の中にあなたと同じ人は誰一人としていないのですから、同じことをただやるのが正解とは言えません。

どんなトレーニングも教本も、今の自分の目的と照らし合わせてタイミングや量をしっかり意識して臨みましょう(^_^)



ちょっと話が大きくなりましたが、バズィングに限らずこの点は本当に重要だと思います。

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