努力で競争しなくていいんですよ

こんにちは!外池康剛です。

練習を目一杯やらないと気が済まない人がいます。努力を誰よりも誰よりも重ねないと気が済まない人がいます。

かつての私がそうでした。

学生時代は毎日5時間は練習して、月に1日か2日しか休まないようなことをずーーっとやってました。当然授業になんて出てないから単位はボロボロ。

留年だけは親に申し訳ないですから、四年生になる頃に死ぬ気になって、先生方にも泣きつくようにして何とか単位満了して卒業しました。
(呆れるくらい勉強してなかったくせに、今度は勉強してみようと思い始めて大学院にも行きました)

学生時代はとにかく楽しくて、それから仲間と競い合うのに夢中で、練習がしんどいとは思いませんでした。

ところが、社会人になってからも毎日吹いていたのですが、
「練習する理由」
が段々変わってきてしまいました。

楽しいから練習する
のではなくて、
上手くなりたいから練習する
のとも少し違います。

努力で競いたくて練習している。

ことに薄々気がつくようになりました。

社会人になると毎日楽器を吹くというのは本当に大変です。残業してたら練習できないですから仕事もめちゃくちゃ早く終わらさなきゃいけなくなります。これは良いことかもしれませんが(^_^;)

そうやってクタクタになるまで仕事を頑張ってから大急ぎで帰宅しては必死に練習しました。練習した上に自分の練習ノートも毎日欠かさず書いて、自分で言うのも恥ずかしいですが、めちゃくちゃストイックに練習してました。

そういう風に練習できる自分は音楽を好きな気持ちは誰にも負けないんだ。誰よりも自分は練習してるし努力してる。

他の社会人の奴らとは情熱も根性も違うんだっていうことを自分に証明したくて必死になってたことが今は分かります。


振り返ってみると実感できますが、こういう努力の仕方はめっちゃくちゃに苦しいです。


とにかく苦しい。しかも苦しければ苦しいほど、自分の音楽愛の証拠になるように感じてるからもっと頑張ってしまうんです。


クタクタになってしまいます。。


おまけに、今なら分かりますが苦しみながら努力することに取り憑かれると、楽しんで努力してる人間には結局適いません。学習するスピードが全然違うからです。


自分は苦しみながら努力してるのに、楽しそうに努力してる奴がドンドン上手くなったりするのも面白くなかったりします。嫉妬する気持ちになることさえあります。


こうなると本当にしんどいです。気持ちがギスギスしてきて、そのままだと音楽がぜんぜん楽しくなくなってしまいます。


もし、このブログを読んで下さってるあなたが、以前の僕と同じように

努力で音楽愛を証明する
ことに取り憑かれていて苦しくなっている人だったらお伝えしたいことがあります。

あなたが音楽を好きだっていう気持ちは練習時間や努力の量で証明しなくて良いことです。むしろ証明なんてできません。


それに、証拠なんてなくってもあなたが演奏する姿から、音楽を好きな気持ちはちゃんと伝わって来ています。


レッスンに来てくださる方を見ると、毎日練習している学生さんもいれば週末しか楽器に触れない方、数年のブランクがあるという方まで様々ですが、音楽を好きという気持ちは全員同じで、みんなが百点満点です。


それは見ていて聞いていてちゃんと分かるんです。


世界一の名演奏家だって、楽器を始めて1ヶ月の子供だって音楽を好きな気持ちは同じです。

そこに優劣なんてありません。

音楽を好きな気持ちを証明なんてしなくて大丈夫。

ただ、あなた自身がその気持ちを思いっきり信じてあげて、好きな気持ちに寄り添いながら演奏すれば良いんです!



楽しく元気に努力する鍵はそこにあります^_^


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