音楽を厳しく指導して良いのだろうか?

吹奏楽部って意外に?スパルタです。私も中学高校時代は運動部のビシバシが嫌で吹奏楽部に入ったのですが、入ってみたら先輩は絶対的な権力者だし、高校は男子校だったので?何だかやたら恐い先輩もいるしで結構驚きました。

ところが馴れてしまうとそれも案外楽しかったし、そこから学んで上達できた面も沢山あったのでいつの間にかそういう
「厳しくも温かい指導」
を受けるのも授けるのにも馴れてしまっていて、私もいつしかそれはそれで有益だと思うようになってしまいました。

このようにスパルタは上達の助けになったわけですが、それでも最近、厳しくスパルタな指導はやっぱりいけないのではないかと思うようになりました。

というのも、仮に演奏の技術が向上して、音楽的に優れた演奏ができるようになったとしても、暴力的に指導を受けるというのは単純に突き詰めると

てめえ練習しろー!と脅しながら実際に棒や鞭で相手をぶっ叩いてるのと結局変わらないのではないか?

と思うようになったからです。ぶっ叩いて何かを強制するのは明らかに問題なのに、この強制が相手のための「教育」になると「厳しくも温かい指導」になってしまうというのはやっぱり違うのではないでしょうか。

じゃあどういう指導が良いんだよ?

って怒られそうですが、理想論とこれも叱られそうですけど、指導を受ける側が楽しくてワクワクして自ずから頑張って練習したくなるような指導が最高ではないでしょうか。

ただし!

ここで気をつけたいなぁと思うのが、いつもニコニコ楽しく元気に前向きにだけ音楽に向き合うのが果たして現実的なのか、はたまた健全なことなのかは分からんなということで、これも色々な考え方はありますけど、やっぱり嫌な思いや辛い経験もあるからこそ音楽に深みや渋みが加わっていたり、傷つく経験が生徒の優しさを育むきっかけになっていたりすることもあるわけで、
「苦しいこと全面的禁止!」
のようになってしまうとこれも逆の意味で乱暴な気がします

つまるところはバランスで、にこにこ楽しくが9割、辛いことや大変なことは1割でいいんじゃないてょうか。

結局は当たり前のことを言うように思われるかもしれませんが、世の中を見渡すと7:3でスパルタ優勢だったり、下手すると9:1で怒鳴りつけまくってる吹奏楽部なんて結構あるのです。

というわけで、とりわけ部活動なんかでは(実は社会人の楽団もだけど)
思いっきり温かく、ほんのすこーし厳しい指導
というアイデアが少し検討されても良いと思うのです。

教育は人を相手にするもの。十人十色ですから、突き詰めると正解なんてありません。けれど、音楽の指導は「厳しいのが当たり前」と信じ切ってしまうより、色々な可能性を頭に置いた方が指導する側にもされる側にも有益なのではないでしょうか。



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