「正しいアレクサンダー」を目指さない

レッスンでアレクサンダー・テクニークの原理をお伝えすると
「これであってますか?」
という趣旨の質問をされる方がいます。

熱心で真面目、向上心の強い人ほどこういうことを聞いてきます。

やる気や頑張りがあるのは良いことですし、この質問自体が問題ではないのですが、
「正しくできているか」
にばかり囚われるようになってしまうとちょっと問題があります。

そもそもアレクサンダー・テクニークは
「できている感じ」
がほとんど得られないワークです。

普通私たちが何かを習っている時に上達のヒントになる手応えが、このワークではほとんど頼りになりません。

だからどうしても、正しくできているか心配になる。

そういう傾向が起こりやすいのですが、あまりにその方向に傾くと
「できているかわからない」→「不安なので質問する」→「またできているかわからない」
のパターンが出来上がってしまいます。

これって、学ぶ側にとっては結構なストレスです(^-^;
何しろ、自分が正しくできているか分からないっていう不安が主な気分になっていますから。
(実はアレクサンダーの先生も、自分が教師になるトレーニングの中で同じような苦しさを体験することが少なくありません)

極論を言えば、アレクサンダー・テクニークに「正しくできているか」という質問自体成り立ちません。

頭を動かすってどういうことだろう?
背骨が自由に動けるとはどういうことだろう?

こんな風に頭と脊椎について普段と違う何かを考えたら、その瞬間にはその人はアレクサンダー・テクニークを100%使っています。

正しいとか間違っているという判断はないのです。

アレクサンダー・テクニークが正しく使えているか、あまり心配しないでください。いつでもアレクサンダーは完璧に使えています。

正しいアレクサンダー・テクニークを目指さないでください^_^


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